Pay it forward

●今回は【羊の国のラブラドール絵日記シニア!!】さまの最新記事のご紹介です。

引き続き、能登地震の動向を見守っています。
被災地にいらっしゃる皆様に1日も早く、
日常が戻ってきますように。

先日、手元にあったお正月用に描いた原画2枚、
売上を100％寄付させていただきました。

こちらと

こちら

日本レスキュー協会さんに3万円。
石川のドッグレスキューさんに1万円。

寄付先に関しては、ニュージーランド在住なもので
どこの団体に寄付をお願いするのが良いのか決断できず、
ご本人さんたちに決めていただく方式にしようと決めて。
（丸投げとも言う）
寄付金も売上の100％が寄付なので、お二人に直接
団体へのお振り込みをお願いした次第です。

金額は「絵の対価として5000円以上をお願いします」
と告げ、ご返信いただいた時には感動しました。
お二人が絵につけてくださった対価は
当初の予定（全部で1万円）を大きく上回った金額で
本当にありがとうございます。

そして、ここからは私事で恐縮ですが、
今日クイーンズタウンまで車で移動中に
タイヤがパンクしてしまいました。
高速道路での出来事に、んもう頭はパニック。
とりあえず端に寄せて、安全なところに停車。
ハザードを点けて目立つようにして
「さあ、さっさとタイヤを交換して出発…」
と思ったところでジャッキがみあたらなーーーーい！

えー！？なんで？なんで？なんで？と、
走ってる車に大声で聞きたい衝動をぐっと抑えて
冷静にもう一度探してみたら…？

「やっぱりない…」

一人だったので「車を自力で持ち上げながら、
タイヤを器用に交換」なんてことは
超人ハルクじゃないのでできません。
でも、途方に暮れて立ちすくむことだけは得意だったので、
しばらくそうしていると…

見知らぬ車が停まってくださるではありませんか！！

「パンクでしょ？僕が替えてあげるよ」と
おっしゃるではありませんかーーーー！
もう、この先10年分くらいの「Thank you」を
言いまくって、足手まといにならないようその方が
タイヤを交換する様子を眺めていました。
ものの5分で交換終了。

なんでも一回通り過ぎたんだけど、
「あー、困ってるっぽいなー」と戻ってきてくださったそうなんです！
大量の感謝の言葉を、ボキャブラリーのかぎり拾い集めて、
お名前と電話番号を教えてもらいました。
何かお礼を送ろうと思って。

そしてほうほうの体で家に到着し、
犬猫たちの安全を確認し、その方に再度お礼の電話。
「お礼はいらない」とおっしゃったので、
「では、あなたからいただいた善行を私で止めないよう、
日本の地震被災地に寄付をさせていただいてよろしいでしょうか？」
と聞きました。
答えはもちろん快諾！「Great idea!」と喜んでくださいました。
なんて良い人。

というわけで、そんなポンコツなゆうさんから、
日本レスキュー協会に1万円の寄付。（上記3万円のうちの1万円です）
その方からいただいた「Pay it forward（恩送り）」です。

ボランティアの皆様、どうぞお怪我のありませんよう。
被災地にいらっしゃる皆さま、できるだけ暖かくしてお過ごしください。

ーー
その後、無事に帰宅したとき、心底安心したー。