●今回は【ちわわん生活 VOL.2】さまの最新記事のご紹介です。
別館更新してます。
ワナワナするソニぼん → 「P House」
前回の続きです。
自転車を引き渡してもらえぬまま
帰った私は大学で友達に警察の悪口を
ぶちまけたりして数日過ごしていました。
国家権力振りかざして
偉そうだとか理不尽だとか。
とにかく警察大嫌いになってた。
しかしそうしている内に、
最初に連絡をくれた警察官の男性から
再び電話がきたのです。
まだ自転車がありますけど取りに来いと。
このままここに置かれても困りますよと。
いや私は取りに行ったんだもん!
家から遠かったけど行ったもん!
行ったけど怒鳴られて帰ってきたんだもん!
自転車を返してもらえないまま。
それから電話口でそのおっちゃんに
昏々と事情を説明しました。
細かな会話は覚えていませんが、
おそらく相当恨み辛みが混じった
説明だったと思います。
聞く側としてはめんどくさかったはず。
だけどその警察官のおじさんは
とても丁寧な相づちを打ちながら
聞いてくれました。
そして、申し訳なかったと。
今からあなたの家に自転車を届けると。
え?ちょっと待って来るの?
今から?ウチに?
そして電話を切った数十分後、
当時私が住んでいた家の前に
一台のパトカーがやってきたのです。
まさにあの白黒の車体、
上に赤いランプが付いたパトカーが
トランクに私のチャリを積んで。
トランクが閉まらなくて半開きになってて
ロープみたいなのでくくりつけて。
そして私はその時人生で初めて
パトカーというものに乗りました。
制服着たおまわりさんふたりに囲まれ
近所の人が「何事?」って顔してて
私は捕まってるようにしか見えないけど
車内で引き取り証に記入しました。
そして数週間ぶりに盗まれた自転車が
私の元に戻ってきたのです。
自転車、2台になっちゃった……。
私からは話を持ち出さなかったけど
ふたりの警察官の方は
私が取りに行った日のことを
ものすごく丁寧に謝罪してくれました。
制服をぴしっと着た二回りくらい年上の
男性がふたり、自分の目の前で
深々と頭を下げる姿を見ました。
その時、ああ、やめようと思いました。
あの日の警察官の女性に対する恨みを
今後握りしめたまま生きるのはやめる。
あの人のことは嫌いだけど、
あの人イコール警察と捉えるのはやめる。
たった一人との出来事で、
すべての警察官はこうだ!みたいな
偏った判断を握って生きることはしない。
おっちゃんふたりが
「自転車無くて困ってるだろうと思って」
と夜遅くに家まで届けてくれたのだから。
二十歳の女性に対して躊躇無く
頭を下げることのできるおっちゃんたちを
ステキだと感じました。
私も間違ったらきちんと謝ることのできる
人間になりたい。
あの、パトカーの荷台が半開きで、
私の自転車が積まれていた光景。
ずいぶん昔の出来事だけど、
強烈にハッキリと覚えています。
半開きのトランクにママチャリ積んでる
パトカーを見たことなかったから。
警察官への信頼と感謝が
警察官へのムカつきを吹き飛ばした、
そんな個人的な体験です。
ご清聴ありがとうございました。 ← 人気blogランキング
← にほんブログ村
↑ ぼんか私のデコをひと押し
下さると嬉しいです。
いつもありがとう。。
今回は【ちわわん生活 VOL.2】さまの記事「私がパトカーに乗った日 ~後編~」をご紹介しました。
楽しく癒やされる記事が盛り沢山です(^.^)
この記事の紹介元:私がパトカーに乗った日 ~後編~
Fetch Tweets: Could not authenticate you. Code: 32