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獣医さんの業界団体「獣医師会」って何しているの?

ネコ(猫)ちゃんの癒やし


●今回は【PETomorrow】さまの最新記事のご紹介です。

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獣医さんの業界団体「獣医師会」って何しているの?【兵藤哲夫の徒然日記】

飼い主さんからよく聞かれる質問のひとつに、獣医師会があります。獣医師会って何をするところなの?とか、獣医師会に入っている獣医さんと入っていない獣医さんは何が違うの?などとよく聞かれます。簡単に言えば獣医師会は獣医さんの業界団体です。任意団体なので、入っていても入っていなくても獣医さんには変わりありません。入っていない先生でも立派な仕事をされている方はたくさんいらっしゃいます。


板橋区では区民祭りの会場で獣医師会が相談会を行っています

兵藤動物病院のある神奈川県には、神奈川獣医師会、横浜獣医師会、川崎獣医師会の3つの獣医師団体があり、3団体合わせた会員数は約1110名。横浜市で開業している獣医さんたちは、加入率が高いと言われていますが、全国的に減少傾向で、特に都市部で低い傾向があります。東京都では現在、獣医師の加入率は50%を切っています。

飼い主さんには直接関係ないと思われがちですが、ペットと暮らしやすい社会をつくるためにも、獣医師会は大切な役割をもっています。獣医さんがまとまって団体で組織をつくることは、獣医さんの発言力を高めます。獣医さんの意見が日本の社会を動かす力になります。獣医師の社会的な発言力を強めることが、獣医師会に入会する最大のメリットです。数が多いほど発言力は強まります。獣医さんの主張を国の政策等に反映させるには、国会議員を送り出すことも必要なのではないかと、私は考えているのですが、実現は難しいのが現状です。


飼い主のいない猫の保護活動などにも、もっと力を入れたい

若い獣医さんは忙しく、ましてや開業すれば、医療以外にもさまざまな雑事に追われるもの。獣医師会に加入していると、自治体からの狂犬病予防注射の仕事や、動物愛護デーの協力、学校飼育動物のサポートなど、細かく責任のある仕事が増えてしまいます。それを嫌って、獣医師会に加入しない獣医さんも多いのは残念です。

私自身、そうした社会貢献活動は獣医師としての知識や経験を積むよい機会だと考えています。勉強会などで、ベテランと若い人が互いに切磋琢磨し、情報を交換しあうことで、動物医療はよりよく発展していくでしょう。さらに、顔を合わせてこそ、互いに理解できる部分も多いと思うのですが、そうでない考え方の人もいて、獣医師会の加入率は減るばかりです。

獣医さんの仕事は病院で治療をすることだけ、ではありません。学校飼育動物を通じて、子どもたちに動物愛護の精神を教育することも獣医師の大切な役目です。「医者は人間の病気を治すだけだが、獣医師はペットを通じて社会を治すことができる」と言った獣医さんがいました。獣医さんの力をもっと発揮できるよう、獣医師会には参加してもらいたいものです。

兵藤動物病院 兵藤哲夫
麻布大学獣医学科卒業後、1963年横浜市にて兵藤動物病院を開設。ヒョウドウアニマルケア代表として公益社団法人日本動物福祉協会理事、横浜市獣医師会理事などを歴任。TBSラジオこども電話相談室の回答者などをつとめた。

文・編集/柿川鮎子


今回は【PETomorrow】さまの記事「獣医さんの業界団体「獣医師会」って何しているの?」をご紹介しました。
楽しく癒やされる記事が盛り沢山です(^.^)

この記事の紹介元:獣医さんの業界団体「獣医師会」って何しているの?